播州名所巡覧図会

平成十四年六月二八日記

一播州名所巡覧図絵 
神宮皇后御神像画
松原八幡神社の別館にある
元和元年木場村開発の長者三木文衛門宗栄の造営す。
寛保元年四代の孫三木魚泰改築す。
二.三木市郎系図、寛永三年木庭大明神観請す。
三.明治十七年夏台風により倒壊、神功皇后の神体傷つき、手足折れた為に大修理を施した。
明治十七年八月十日を以って遷座式の挙行した、松原八幡神社祠官は祠掌 谷政則副官を随行祭祀の事を執行した。
一.金比羅神社は海の神様で海運業の盛んな木場村の舟守護の神として海岸に勧請していたが、是又台風にしばしば転倒の災いにあったので木庭神社に合祀せしものなり長らくその跡に灯篭があった。
二.その灯篭の台石が、今の祇鳥居の基礎の台石である。祇鳥居は創設の時期など委しては分からないが、明治十七年の神社の大修理の時に、神社と大石鳥居の位置の中間に綺麗な当時としては、実に珍しい祇鳥居を建てて美しい夜の参詣をしたのであろうか。
三.誰彼となく、この祇鳥居をくぐれば、一つの願い事がかなうとか、歯が痛い時はこの祇鳥居の紙を貼れば治るとか。
祇鳥居のともった夜に手の届く所は破られて裸になってしまいます
  そしてこの純粋な村人たちの素直な心が信仰につながっていった。

明治三十年六月 ふるさと木場

木庭神社祇鳥居をくぐってお参りし色々願い事を祈り又山上より
見下ろす、御涯絶壁の景色に頼山陽が来て180年前、名付けてく
れた小赤壁の名を誇りにおもい木庭神社祇鳥居、小赤壁を大切に
護って行かなければならない。

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